自動車を運転していると危険なのが左折の時に歩行者や自転車、バイクなどがいきなり来てしまうことなのではないでしょうか。
自分では確認しているつもりでも意外と見過ごしていることも多いようです。
Aさんも休日に買い物に出かけ、十字路の交差点でウィンカーを点灯したところ後ろからバイクが急に来て接触してしまいました。
Aさんに怪我はありませんでしたが、相手は足の骨を折る怪我をし、救急車で病院に運ばれました。
Aさんは左折前にウィンカーを点灯していましたし、左側を確認しゆっくり左折しました。
そこに急にバイクが走行してきたので、相手の方が悪いように感じますが、今回の損害はAさんが80%、相手が20%だったそうです。
Aさんは日頃から安全運転をこころがけていた方であっただけにバイクを巻き込んでしまいショックを受けていたようです。
それでも、落ち着きを取り戻し、警察と自動車保険会社に連絡し状況説明をしました。
自動車保険会社の担当者から病院に連絡し相手の怪我の状態や治療費、休業損害について確認してくれたそうです。
また、ヘルメットや着衣も補償の対象になるため破損などについても確認してくれました。
相手の保険会社とも打ち合わせを行いAさん80%:相手20%で了承したため責任割合は決まり、示談書を取り交わし保険金は支払われ解決したそうです。
今回もAさんが自動車保険に加入していたため、病院への連絡や相手側の保険会社との連携など煩わしいことはすべて保険会社の担当者が行ってくれましたし、示談できたことも良かったのではないでしょうか。
もし、この時に自賠責保険だけの加入であれば、治療費は保険金でまかなえますが、自分の車の修理代が出る車両保険や相手のバイクの修理代が出る対物賠償保険を利用することはできませんし、修理に関しては自分で確認したり連絡をしたりしないといけませんので労力が必要です。
自分は悪くないと思っていても、車対自転車やバイクの事故の場合は車が悪いことになってしまいますので、注意が必要です。
自分を守るためにも自動車保険は加入していた方がいいのではないでしょうか。